ちざい新聞

知的財産に関する嘘ニュースです

特許庁、商標審査についても民間調査を導入へ

ネットで人気の二次創作動画のカテゴリーである「ゆっくり茶番劇」について第三者が商標登録出願をし商標登録された件が騒動となっている。これまでにも「阪神優勝」や「くまクッキング」など、第三者に出願された商標が登録された例があり、特許庁には抜本的な対策が求められている。

そこで公開された特許出願に関する先行資料調査を民間に委託している例に倣い、商標審査に関する情報の収集も民間に委託することを決定した。登録調査機関として、これまでに膨大な商標登録出願を行ってきた、大阪府茨木市のB社が有力視されている。

大阪府、新型コロナウイルス治療薬を特許出願

大阪府新型コロナウイルス治療薬に関する特許出願をしたと発表した。吉村知事は、新薬はすでにある、薬局やドラッグストアで購入できる薬で、新型コロナウイルスに効果があることを見出したので用途発明として特許される見通しだと述べたが、出願公開前なので具体的な薬品名は明らかにしなかった。

一方、醤油を多量に飲んで徴兵検査を逃れたように、この薬の使用で一時的にコロナウイルスが死滅しPCR検査逃れに使用される可能性があることから、公序良俗違反として特許されない可能性もある。

政府、新元号「令和」を防護標章登録へ

元号の発表から1年を機に「令和」を防護標章登録が可能とする商標法改正案が明らかになった。

防護標章登録制度は、著名登録商標を厚く保護する目的で指定商品役務に類似しない商品役務についての使用を禁止する制度であるが、「令和」が元々登録商標となっていないので「令和」の商標的使用が横行していた。このため、現元号に限って防護標章登録を可能とするものである。

また、武漢ウイルスに対するワクチンや治療薬が特許になった場合、公共の利益のための通常実施権も前向きに検討する方針も明らかになった。

商標審査基準改訂 オリンピック関連標章は第4条第1項第6号の対象外

特許庁は商標審査基準を改訂し、オリンピックに関連する標章を商標法第4条第1項第6号の対象外とすることとした。これは、昨今の国際オリンピック委員会(IOC)の拝金主義や法的な裏付けのない、アンブッシュマーケティングへの恫喝を考慮すれば、同号で言う「営利を目的としない」団体とはもはや言えないという理由からである。もちろんオリンピックに関連する標章は著名であるので、同一又は類似の商標に係る、他人の出願は第4条第1項第10号や11号などを理由として拒絶する。

ディズニー社、東京都に「ネズミの落書き」の消去を要求

東京港の防潮扉にネズミの落書きが発見され、バンクシーの絵ではないかと話題になっている中、アメリカのウォルト・ディズニー社は、この落書きが同社が著作権を有するミッキーマウスに酷似しているとして、東京都に落書きの消去を要求してたことがわかった。

政府、大阪条約締結を呼びかけ

2025年大阪万博決定を受け、政府は工業所有権に関する新たな条約の締結を各国に呼びかける。

現在、工業所有権に関してはパリ条約があるが、 1878年のパリ万博を機に1883年に締結されたもので、最後の改正が1967年と古く、昨今の技術進歩に追いつかなくなっているのが実情である。

そこで政府は2025年大阪万博を機に、来年大阪で行われるG20大阪サミットでパリ条約に代わる、新たな条約(大阪条約)の締結を呼びかけることにした。